BLOG
2020.05.21

気持の持って行き方。

みなさま
おはようございます。
ステンレス、難削材の精密旋盤加工 精密旋盤・薄肉旋盤加工.COM 中川鉄工 中川ひろしでございます。
昨日夏の高校野球の中止が発表されました。
まさしく今年最後の夏を迎えられる高校球児の皆様におかれましては、何とも受け止められない、言いようのない、気持を持たれているのではないでしょうか?
うちの愚息も高校球児でした。
最後の夏を迎えるまで、選手は勿論、監督さんコーチの学生さん、ご父兄のみなさん、、、
周りを取り囲み、みんなで一つの目標に向かって進まれているのが、今回急に無くなってしまいました。
お気持ちほんまにお察し申し上げます。
しかしながらこれも人生。
たまたま先日の人間学を学ぶ雑誌致知のメールマガジンに、中学部ですが、全国大会が中止になった星稜中学の記事がありましたので、ご紹介させていただきます。

以下2020/5/11メールマガジンの本文より抜粋

正直なところ、
全国大会が中止と聞いた時はショックだった。
昨年3年生が抜けて、新チームが始まって、
全国大会に出場できなかった3年生の悔しさを
バネにして、夏の厳しい練習に耐え、
北信越大会でも優勝し、全国大会の切符を手にして、
厳しい冬のトレーニングも乗り越えてきた。

日本、世界で蔓延する新型コロナウイルスの影響で
中止になるのではないかと2月ごろから感じていた。
選手たちには、これは他人ごとではない、健康に注意して
日常生活、練習に取り組み、こんな時だからこそ、
全国大会では野球を通して夢や希望、感動を届けられるように
がんばろうと指示してきた。
そんな中で連盟から春の全国大会中止のメールが届いた。

選手や保護者の皆さんにこの事実をどう伝えようか悩んだ。
まず伝えたのは、
「今世界、日本で新型コロナウイルスが蔓延し、
たくさん人が亡くなって、大変な思いをされている。
連盟の方々も宿泊先やグラウンド、全てにおいて全国大会が
出来る状態ではないため、残念だが中止となった」
という率直な言葉だった。
中には下を向いたり、ポカンとした表情で何が起こったか
受け止められていない選手もいた。

そこで次に監督として伝えたのは、
「我々のチームは、今回はご縁がなかったと受け止めてくれ。
まだ全国大会に呼ばれるレベルではなかった」
という心を鬼にした厳しい言葉だった。
選手たちは現実を受け止め、
モチベーションが一気に下がったのを感じた。
そして選手たちに「もう一度チームを作り直さないか。
皆の力で全国大会出場を掴んだのは事実。
ここからが大事。本当の勝負。
8月の横浜スタジアムの全国大会に向けて
覚悟してもう一回作り直そう!」というメッセージを、
自分は教師、監督であり、説得のプロという信念で、
ショックな気持ちを抑えて伝えた。

あれから約1ヶ月経ったが、
あの時あえて厳しく伝えたことが良かったと思う。
今、選手たちはとてもいい感じで仕上がってきている。
2月から3月半ばまで休校だったので、
練習はできなかったが、家の中でできるトレーニングを、
動画等を使って伝え、実行させてきた。

集まって木鶏会ができないため、
『致知』を読んで今感じていることを感想文として書き、
内省を深めるように指導してきた。
自律心、人間力を磨くにはチャンスだった。
その後3月半ばから4月上旬までの2週間、
学校からの許可が出て1日2時間だけグラウンドを使い、
全員が揃って練習することができた。

これが良かった。
皆に会える、声が出せる、ボールが投げられる。
野球ができることは当たり前ではなかったことに
初めて気づくことができた。
監督から逃げていた選手が、監督に叱られるのは
有り難いことだと感じていることが
ノックを打っていて伝わってきた。
星稜野球部は、これまで日本一苦しい練習をしてきた土台がある。
そこに、この貴重な二時間を無駄にしないために
声を掛け合い、全力疾走し、道具を運ぶ。

野球ができることへの感謝、喜びを
全員が噛みしめる二時間を体験することができた。
この喜び、感動は選手たちにとって貴重な体験となった。
星稜は4月から全員にタブレットを配布しており、
宿題や連絡を送ることができる。

そこに、野球部員が見られる場所を作り、
全国大会で優勝したときの先輩たちの写真や
横浜スタジアムの写真等、
気持ちを鼓舞するようなものを送っている。
選手や保護者からもメールが入り、
「それらを見ることで家にいても身が引き締まる!」
「できれば監督やコーチの写真も送ってほしい」
といった前向きな声までいただいている。

タブレットでは『致知』の感想文も共有でき、
人間学の学びを共有することができている。
選手たちに5月の連休明けまではグラウンドで
練習はできないが、全体練習再開後すぐに
紅白戦を行うことを伝えた。
3月から約3か月対外試合もできない中で
5月下旬の予選に突入する。

通常なら40試合は行っている時期だ。自分も初めてのこと、
どうなるかは全く分からないが、この休校中の期間、
選手達は今回感じた“皆と共に野球ができる喜び”を
感じながら、練習再開後恥ずかしくないように
自主練トレーニングに励んでくれると思う。

ここまで来られたのは、
毎月実施してきた学内木鶏会で選手たちの心が強くなり、
人間的に大きく成長したからだと実感している。
一緒に木鶏会で学んでくださっている保護者の皆さんも
発想の仕方、捉え方が違う。
野球部全体のことを考えて協力されるお気持ちが伝わってきます。

私達指導する側もこの1年、
真摯に学ぼうと努めてきたことで成長できたと思う。
致知と学内木鶏会の存在が本当に大きかったと実感している。
星稜中学野球部全員の人間力、三位一体となった総和力、
そして、“この厳しい状況は必ず乗り越えられる!
絶対にあきらめない!”の精神で、
選手や保護者の皆さんと共に、
春に果たせなかった全国制覇を成し遂げ、
日本一の景色を観ようと決意を新たにしている。

長文ですが、気持ちのもって行き方には人間学を学ぶことはすごく有効なように思います。
今日は社内木鶏会の日ですが、感想文だけの共有になってしまいます。
しかしながら、若い社員たちのこころのケアと、こころの免疫力向上に、今後もこの人間学を取り入れて経営してまいります。
早く和気藹々と話し合いたいですが、今しばらくは我慢です。
近い将来、あの時あんなこともあったなあって、言い合える日が来ることを願ってやみません。

↑ page top