2019.10.02
寂しい出来事
みなさま
こんばんは
ステンレス、難削材の精密旋盤加工 中川鉄工 中川ひろしでございます。
今日は寂しい出来事がございました。
すごく頑張られているなあと感じていたものづくりの企業さんが、自己破産されたニュースがございました。
数年前にお会いし、実際に工場も見せていただき、経営に対する姿勢、熱い想いをお聞きし、すごく熱ーい社長さんだなあと実感したのを思い出します。
私自身も経営に携わり、直ぐにあのリーマンショックをもろに経験いたしました。
その時考えたことは、
何がうちの売りか?
どの業界にうちの技術がお役にたてるか?
この先10年、20年、50年先を考えた際に、今何をすべきか?
日本のものづくりの構造で、どの業界にこれから参入するべきか?
等々、夢にまで出てくるくらい、非常につらく、苦しい時期がございました。
50年、70年のお付き合いがありました、お客様とのお取引も切れてしまいました。
その企業さんも創業70年を誇る、かつては地域の優良企業さんでした。
ニュースの最後の文面に、
技術力だけでは飯は食えない。企業は技術力に応じた営業力も必要になる。
という非常に冷たい一文で締めくくられていました。
私が感じるにその社長さんは、世間一般の社長さんよりすごく頑張られていたように思います。
しかしながら世の中の評価は、このニュースの最後の一面だけで評価されてしまいます。
内情はそんなに良くは存じ上げておりません。
が、悲しい出来事でございます。
弊社も再度褌を締めなおし、経営に向かってまいります。