TECHNOLOGY & PRODUCTS
2020.01.18

ステンレス製 薄肉スリーブ

みなさま
お世話になります。
ステンレス、難削材の精密旋盤加工 精密旋盤・薄肉旋盤加工.COM の中川鉄工 中川ひろしでございます。
今回ご紹介させていただきますのは、SUS316製の薄肉スリーブです。
大きさはφ140×180 最小肉厚4㎜強、業界はプラント向けウェットシールの部品です。
写真ではご判断付きにくいですが、ツバのフランジ掘り込み部に端面側と内径側に2か所Oリング溝が施工されています。
スリーブ部の突き出しが長いため、工具の選定が非常に厄介でございます。
また、加工に関しましても長年培ってきましたノウハウが要る製品です。
ステンレスの薄肉旋盤加工につきまして、要求精度を満足する製品に仕上げていくためには、各工程におけるひずみを取り除いてあげる必要性がございます。
一回加工ビビりやひずみが生じますと、最終仕上げ後の製品の出来栄えは、精度面では満足いく出来栄えにはなりません。
こういったステンレス薄肉スリーブにつきましては、加工に決められた独自の手順により手をかけないと、真円度、同軸度などの幾何公差や、寸法公差の図面要求精度を満足させにくい製品です。
勿論ご対応不可になってしまいます製品もございますが、長年培ってきました薄肉旋盤加工技術を用いた製品におきましては、長年の信頼と実績がある製品群です。
こういった薄肉スリーブにつきまして、お気軽にお問合せ下さいませ。

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