2022.05.13
ささやかな宴
みなさま
こんばんは
ステンレス、難削材の精密旋盤加工 特注金属シール部品製造.COM 中川鉄工 中川ひろしでございます。
弊社はコロナ禍前までは、定期的に情報交換の飲み会を行っていました。
日常の業務の中では、機械と向き合うことが多く、中々一緒に深く話すことができないためでした。
普段話さない若手の社員さんも、お酒を飲むと私に飲まないんですかと進めてきてくれたりと、普段とは違う会話ができていたためです。
今回も歓送迎会を本来はお店でしたかったのですが、ささやかに社内の食堂で開催しました。
ここ数年、このコロナ禍の影響もあるのでしょうが、一部の若手の社員さんに入れ替わりがあります。
今回も入社2年ほどの若手社員さん。
色んな理由のためだとは思いますが、やっとこれからというところでの退職が目につきます。
我々製造業、特に技術職は、技術の積み上げがすごく重要でして、中々次世代への継承という点で苦戦しているのが現状です。
しかしながら、この100年以上継承してきました旋盤加工技術の継承が、私自身に課せられた使命だと思い、今後も進んでいきたく思っております。
そしてこの4月より、また新たに入社した社員さんの歓迎会も兼ねました。
転職が当たり前になった現代、そんな中如何にして会社の存在価値、意義を社員さんに見出していただき、長く継続して就労いただけるかが、ここ一番の課題だと思います。
このコロナ禍の収束以降、もっと価値観やパラダイムが変化するであろうことが予測できます。
が、昔から継承している世の中の法則は、時代が変われども、変化することはないでしょう。
私が師と仰ぐ森信三先生の修身教授録の中の最善観という講義の中の文章を思い浮かべながら、今後も取り組んでいきたく存じます。