2021.10.12
材料による不適合
みなさま
こんばんは
ステンレス、難削材の精密旋盤加工 特注金属シール部品製造.COM 中川鉄工 中川ひろしでございます。
今日は久しぶりの材料による不適合が出ました。
外径の寸法公差についてです。
チタン材に関してなのですが、某メーカーさんはカタログに外径公差として、+3.0/0と記載されています。
ですので、仕上り径を考慮した際に、オーバーサイズで注文する必要がございません。
しかしながら、今回は他メーカーでのチタン材を購入しました。
今までにも同じメーカーの同じサイズの材料を購入したことがあり、その際にはうまく仕上り寸法以上の材料が入荷しておりました。
メーカーのサイトを見に行っても、外径公差の記載がなく、JISに照らし合わせた寸法公差とのことでした。
その寸法公差は±1.8%。
-1.8%の寸法割れは、図面の仕上げ寸法を満足できませんでした。
全てが値上がりしている中で、今回の事象は、我々製造側からすると、非常に厳しい状況でございました。
日本の高炉メーカーの再編がかなりのピッチで進んでいるようです。
同業者さんが口を揃えて言われるのは、、、
材料の値上げが半端ない。そして、材料がない。
このコロナや業界の再編で、様々な事象が変化しております。
我々も変えていくところは変えていかねば、、、
今回の事象は、材料寸法のオーバーサイズしか方法はなく、お客様にご負担を強いることになってしまいます。
うーんですね?