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2019.11.16

前提に性悪説

みなさま
こんにちは
ステンレス、難削材の精密旋盤加工 中川鉄工 中川ひろしでございます。
昨日は終日所属しております研究会で、兵庫県は三田市の2社の工場見学に行っておりました。
1社目はあの工作機械の上についてます信号灯や緊急車両のくるくる回るライトを製造されておりますパトライトさんの三田工場でした。
一通り工場説明の後、自社商品の説明をしていただきました。
シンプルな見える化が現場力を覚醒するというキャッチで、信号灯を利用した稼働率の集計方法の提案説明がありました。
その後実際に工場を回り、その説明いただいた組み立て現場を見学させていただきました。
あくまでも私の考え方なのですが、、、
この仕組みには性悪説が前提だと思います。
楽をするのが人間なので、色んなIoTを駆使して縛りを入れる。
事実その組み立ての工程で作業されておられる女性の顔が、勿論真剣に作業されているからかも知れませんが、笑顔なく何かしらさみしさを覚えました。
パトライトさん 素晴らしいお会社です。
私の個人的見解なので、申し訳ございません。流してくださいね。
その後は同じ研究会の企業、冷間鍛造で研究所を三田に建てられましたマツダ株式会社さんを見学に行きました。
1社目のパトライトさんの考え方とは違い、社員の自主性に任せて、24時間稼働のスマート工場を目指されているスマートな松田社長の工場です。
プレゼンは入社4年目の女性がしていただきました。
私ども中小企業は、社員の成長が、企業の成長につながります。
社員を信じ、託す方の育て方に徹されています。
弊社もその流れでと、社員の頑張りに期待し、今に至ります。
過去に台湾の大学の産学連携施設の見学で、稼働率を測定するソフトを開発されたのをお聞きしました。
稼働率を上げるためにただ主軸を回転させるようなことがあるようです。
そのため、機械の負荷を計測し、実際に加工している時間のみ抽出するようなソフトだったおもいます。
その時には、日本ではそんなソフトは売れないですってお伝えしたのを思い出しました。
時代は生産性を上げることを言われていますが、目的は同じでも、この二つの工場のアプローチの概念はまるっきり違います。
パトライトさんにお聞きしますと、導入企業は大手企業さんが多いようです。
この辺に中小企業のひとつくり精神が垣間見れるのではと感じました。
弊社も平均年齢が30そこそこになってきますと、社員の成長に期待せねばなりません。
やらされ感のあるやり方よりも、自主性のあるやり方を弊社は今後も進めます。

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