2019.09.09
引揚記念館を見学してきました。
みなさま
こんばんは
ステンレス、難削材の精密旋盤加工 中川鉄工 中川ひろしでございます。
この週末関東の方はかなりの被害があったようですね?
お見舞い申し上げます。
お蔭様で関西方面は、めっちゃ暑い真夏に逆もどりして、季節外れの蝉も鳴いておりました。
さて、前々から一度見学したかった舞鶴にございます、引揚記念館に行ってきました。
私自身の人生も半世紀を過ぎ、この後の人生を考えたときに、やはり自分のルーツを考える機会が多くございました。
父母、祖父母、曾祖父、曾祖母、、、
このくらいまでしかさかのぼることができませんが、事実どこに引揚げたか本人から聞いてはいませんが、ラバウルで動員されていた祖父も、船で引き揚げていると思われます。
舞鶴は満州やソ連から引き揚げた方々が、やっとの思いで帰国し、本土の土を踏みしめた土地でございます。
今平和ボケしている我々では想像もつかない、壮絶な日々を過ごされたに違いないと思います。
捕虜として収容されていました収容所の再現室がございました。
何とも言えぬ憤りを感じずにはおられません。
しかしながら心打たれたのは、そういう過酷な環境や労働の中で、寝床の前に置かれた靴が、きちんと揃えて並べられていることでした。
併設してウズベキスタンの収容者が建造した今も残る素晴らしいつくりの劇場や役所の写真がございました。
過酷な状況の中で、日本人のとしての誇りを持ち、日々耐え抜いた先人には、心の底から脱帽です。
長い歴史の中で、なぜかしら封印された時代を知るためには、自分が動かないと知ることはできません。
学校教育ではできない教育を、次世代に継承していかねばと思います。