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2025.02.07

日本の技術に未来はあるか?

みなさま
こんばんは
ステンレス、難削材の精密旋盤加工 ステンレス精密旋盤加工.COM 中川鉄工 中川ひろしでございます。
致知2月号の2050年の日本を考えるの中の対談で、東京大の月尾名誉教授とYRPユビキタス・ネットワーキング研究所の坂村所長の対談を読みました。
テーマは日本の技術に未来はあるか?
我々ものづくりに携わる者にとっては、非常に興味深いテーマです。
最初にかまされました。
・日本は既に一流国ではない。
・経済もかなり深刻なことになっている。
・このような現実にも拘わらず、未だに多くの日本人が自分たちは一流国だという過去の幻影にとらわれている。
こういう危機的な状況を一人一人が知り、直視するところから、2050年の日本をどうするべきかを考えないといけないと記されています。
そしてデータで語りますと、まさしく今の日本の現状は、過去の栄光であったという以外ないなあというデータが、次々に示されていました。
ほんまになぜここまで変わってきたのでしょうかね?
私の人生の中では、この過去の栄光時代を、少なくとも少しは知っています。
しかしながら今を生きる若者たちの世代には、日本の成長が下降線をたどることしか知らないんですよね。
しかし今後日本が復権していくためには、この若者世代にかかっているのは紛れもない事実です。
今の私にできることって、この記事を読み真剣に考えています。
そしてAIにも触れています。
ここではAIと人間の違いは欲望があるかないかだと思うと記されています。
AIがいくら発達しても、常に問われるのは人間がAIにどんな質問、命令をするか、その使い方だと思います。
事実、先日少し迷うことがあり、支援いただくコンサルの方にAIに聞いてもらいました。
出てきた答えに対して、、、
そんなことわかってるわ!!と返しましたら、、、
まじまじと、そういう言葉は、、、
という常識文が返ってきました。
私が感じたのは、欲望もないのですが、心もないんです。
人間はやはり、言葉のキャッチボールをしながら、時に笑い、時に怒り、時に泣き、、、
お互いの感情を表に出して、関係性を深めていくのが人間ではないかと思います。
なんか技術は想像もできないくらいの速さで進むのですが、人としての成りを忘れては、本当にいけないですね。

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