中小企業 淘汰される時代。
みなさま
こんばんは
ステンレス、難削材の精密旋盤加工 ステンレス精密旋盤加工.COM 中川鉄工 中川ひろしでございます。
今日は朝から日経の一面の見出しを見て、心を引き締めないといけないと思っております。
コロナ融資も返済が始まり、倒産する会社の件数が、かなり増加傾向にあるようです。
そして我々ものづくり業界を取り巻く環境は、大いに考えさせられることが多いです。
特に自動車の傘下の企業さんの、テクノロジーの変換による、仕事の減少、そして消滅だと思います。
日本のものづくり企業は、長い間、自動車を軸とした大量に生産し、且つ良い製品を作るということに優位性を見出してきました。
が、グローバルの流れの中で、EVへのシフトが大きく進んでおります。
自動車業界の協力企業さんは、川上に行けば行くほど仕事量が減っていくのではないでしょうか?
このテクノロジーの変換は危機であるのは間違いないのですが、次世代へのチャンスと捉え、引き続き前を向いて行けるように足元を固めてまいります。
さて、夕刻から経営者勉強会に今回もオンラインで出席しておりました。
成長しない企業はどんどんつぶれている中で、100年企業は企業全体の2.6%あるそうです。
お陰様で弊社もその中に属しております。
講師の先生が言われていたのは、日本企業の傾向は、一番の使命が企業を継続させることにあるようです。
事実私も戦前からの言い伝えで、”鉄工所は大きくしたらあかん!”という家訓を、未だに継承しております。
そして継続していくためには、若手の社員の教育と継続が必須です。
時代は変われども、そして価値観が変われども、長年続けていく企業には、地道にこの教育を遂行なさっています。
また、昨今生産性向上が言われています。
我々金属加工屋は間違った方向へ向けようと、自動化の波に乗せようとしていくでしょう。
事実自動化を推し進めている企業さんも多いです。
所謂人から機械への変換です。
しかしながら日本が、特に中小ものづくり屋が復権したのは、勿論機械による自動化もあるでしょうが、その機械を使う技術者の成長、そして意識改革が必要あったからでしょう。
私どもが活躍させていただいております事業フィールドは、まさしくそういったフィールドでありまして、、、
そして家訓の鉄工所は大きくしたらあかんという大事な言い伝えを守り、次世代へ継承していくためには、本当に人の教育が重要です。
そう感じてくれて、前向きに、社員全体が動いてくれることを望みます。